カナリア生活 


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三谷幸喜のありふれた生活 17 未曽有の出来事

 

 

 

和田誠さんが亡くなって、

表紙のイラストが変わった。

 

前回のは著者ご本人画、

今回はヨシタケシンスケさん。

 

良い感じ、と思った。

 

一回はさんだのも良かった。

亡くなって惜しむ期間を頂けて、

 

(ああ、やっぱり和田さんの

カバー画はよかった。。)

 

今回で希望が見えた。

 

(大切な何かが引き継がれていて

続いていくんだなぁ。。)

 

挿絵の和田さんの小さなイラストもよい。

シンプルで小さな絵に

思わず微笑まずにいられない。

 

サハマンション

 

 

架空の街、架空の国、架空の人々

読むと心が痛む物語だけど

 

ふしぎな浮遊感と

硬質な美しい風景が目の前に浮かぶ。

 

難点は、韓国の方の名前は一見性別が分からず、

途中で「男(女)だったのか」と驚くこと。

 

それはそれでいいのかも知れないけれど、

ストーリーの色味が変わってしまうこともある。

むき出し

 

 

 

 

どうしても伝えたいという気持ちが

こんなに活字に強くにじみ出るのが

すごいと思う。

 

自分の大切な人に語るだけでなく、

見ず知らずの不特定多数の人に

知ってもらわないといけないという強迫感すら感じる。

 

正直読みにくいし

内容も書かない方がいいと思う事が多い。

タイトルの意味がヒリヒリ伝わる。

 

この人がどんなふうに年を重ねていくのか楽しみ。

明るいおじいちゃんになれますように。

 

それでもわたしは山に登る

 

 

 

 

どうしてわざわざそんな所に?

 

宇宙、深海、高山、

息が出来ない所に好んで行く気が知れないが、

本は圧倒的に面白くて冒険気分になれる。

自分では絶対に知りえない世界を教えてくれてありがたいです。

 

足の幅しかない崖で雪の中を一晩過ごしたり、

発狂しそうになりながら左右どっちに傾いても死ぬ尾根を歩くとか、

クレバスだらけ、雪崩だらけ、頭痛、山でも悩ましい人間関係まで、

 

それが楽しい、楽しかった、さんざん遊んだと言えるのが

とにかく人間が強い。

 

やりたいことをやらなくっちゃ

 

15 夏への扉

 

 

 

名作はやっぱり面白い

 

タイトルと

紹介文(「猫が夏への扉を探す云々」)

とはかけ離れたストーリー

 

タイムトラベル・クライム・エンタテインメント

 

疾走感と急展開、

作者の皮肉とシニカルさがたまらない

 

14 スモールワールズ

13 一人称単数

 

 

面白くてもつまらなくても

読めてしまうのがハルキムラカミで

 

「私の時間を返してくれ」と

何度も思ったけど、

 

今回は珍しく読めない文章があった。

ヤクルトのあたりとか。

 

12 彼女の名前は

11 四つの小さなパン切れ

 

 

意味を分かろうとしなくても

読んでいると何かが入ってくる

 

書かれていないことは

想像するしかない

 

書いてあることは

想像を絶する

 

民族がもつ几帳面さ、迅速さ、効率の良さ、

精緻な長所が大量虐殺に生かされた

 

今日もどこかで虐殺が

 

10 月食の日

 


シングルよりカップリングが勝つ

 

HapinessよりStill

Fake meより一生のお願い

 

表題の月食の話より

取り壊し寸前のアパートに住む老婆と

 

宿なし赤貧の若者の話が印象に残る

 

 

 

 

 

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