カナリア生活  -18ページ目

31~34 突然秋になりました

夜、ながい電車に乗って/中村 葉子

¥1,470
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ゆらゆらっと風を感じる本。
まだ暑い盛りに読んだので、
ちょっぴり涼しくなりました。

東京タワー/江國 香織

¥1,470
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おかんじゃない方の東京タワー。
スカイツリーはまだまだ見世物だけど、
そのうちこのタワーみたいに、
叙情めいた空気を醸すのでしょうか。

「東京スカイツリー」という小説が生まれて。
でもなんか浮かれた響き。


星をつけた子供たち―ナチ支配下のユダヤの子供たち/デボラ ドワーク

¥2,940
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「サラの鍵」を読んで、興味をもった。
今も現実に生きているホロコーストの被害者であり、
遺族である人々。

「日本人だから」というだけの理由で、
家を追われ、監禁され、ガス室に送られたら。



ああ知らなんだこんな世界史/清水 義範

¥1,470
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一転、明るい歴史のお話。
主にイスラム圏をたどる。

確かに知らなかったし、教わらなかった。
日本の教科書というのは本当に不思議。

時間に限りがあるから、世界の全てを学ぶことはできない。
にしても、偏りすぎという気はする。

もみじ
急に寒くなった。まだ日が照れば暑いけど、
ほんの数日前の猛暑熱はない。

半そでが無防備になって、
ハンカチを忘れても致命傷にならない。

終わるやいなやもう忘れる。

そんなに今年も暑かったっけ?

25~30 半分だ/60

星やどりの声/朝井 リョウ

¥1,575
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若い人が書いた本。



タンノイのエジンバラ (文春文庫 (な47-2))/長嶋 有

¥530
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標題作より最後のパチンコ屋さんの話が印象に残った。
出てくる人の人物像がなかなか映像として結ばれない。

最後の方でようやく、やや思い浮かぶ。
長嶋有の世界観は絶対。

フィルムで写真を撮るような、
まっすぐ佇む存在の人々と景色。



1Q84 BOOK 1/村上 春樹

¥1,890
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1Q84 BOOK 2/村上 春樹

¥1,890
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1Q84 BOOK 3/村上 春樹

¥1,995
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ふと本棚の前を通ったら。
ちょいとお嬢さんと呼ばれてる気がして。

振り向くと第一巻がそこに。

次に図書館に行って、
もしかしたらと思っていくと、

やっぱり第二巻がそこに。

1,2を読み進むうちに、
こりゃあ三巻は持っておいた方いいと踏んで、

予約確保と同時に図書館に行って、
実物もゲット。

おもしろかったか。
おもしろいのか。

と言われると、うーん、となる。


読めるし、読めてしまうし、
読みたい気持ちはあるけれど。

ジブリの映画と似てるかも。

途中まで観たから、
昔の作品が面白かったから、

新しいものに期待して求めて、
目の前にあると素通りしづらい。

読み終わって思った事は、
小説というのは、やりたい放題なんだなということ。

いくつも謎や、謎めいたこと、
思わせぶりは散々あるのに、

特段解き明かされず、種明かしもなく、
緩い混沌の中に放置されたまま残される。

気になったのは、「ショルダーバッグ」という言葉。
作品の中で、男女問わず、ショルダーバッグを使う。

ショルダーバッグ。
あんまり好きな語感じゃないけど、村上さんは好きなのかも知れない。



22,23,24冊目 じゃんじゃん行こうだ

夏目家順路/朝倉 かすみ

¥1,575
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あるおじいちゃんの一生。

とその家族。

とその周りの人。

酷薄な人間関係が印象に残った。

田村はまだかとはちょこっと違う。



感応連鎖/朝倉 かすみ

¥1,575
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女子学生の瑞々しい群像激かと思ったら、
どろどろぬらぬらだった。

書き下ろしだから?編集の方の好みか。

一番共感したのは佐藤さんだった。

サイキック、サイキック。

蛇行する川のほとり (中公文庫)/恩田 陸

¥620
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世の学校が夏休みだから、
わたしも気分に浸りたかった。

と思ったら意外のサスペンス。

主要登場人物の殆どが美形のおとぎ話。


今年21冊目 田村はまだか

田村はまだか/朝倉 かすみ

¥1,575
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時間がなくて、急いで電車に乗らないといけない。
でも乗って読む本を持ってない。

図書館に寄って、とにかく本を選んで、
一冊持っていこうと。

だから入口に近い「あ行」作家の棚の前で、
ぱっと目についた本。

いつだったか、王様のブランチの本のコーナーで、
紹介者のヒゲおじさんが、この本を推してた記憶があった。

田村は来るか来ないのか。

ちょっと読みにくいところもあったけど、
情景は目にしっかりと浮かぶ。

人の心の奥のざらつく部分の描写も上手。


今年20冊目 サラの鍵

サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)/タチアナ・ド ロネ

¥2,415
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1942年7月16日。
でいいのかな。

フランスで、パリで、
ユダヤ人の一斉検挙があった。

一万人以上の人が、数日間競技場に監禁されて、
飲まず食わず、トイレも寝る場所もなく、

その後アウシュビッツに送られて、亡くなった。

ナチスじゃなくて、フランス警察が実行した、
”春のそよ風作戦”

本当にあった出来事だから、
読まないわけにいかない。

生き残った人は、今も生きている。
手を下した人も。見逃した人も。


今年19冊目 温室デイズ

温室デイズ (角川文庫)/瀬尾 まいこ

¥500
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中学生の本。

いじめ、不登校。

学校と関わらなくなって20年以上。

携帯電話やインターネットがある時代に
学生さんをするのって、どんな感じなんだろう。

私が中学生のとき、お友達のおうちが初めてビデオデッキを買って、
みんなでわざわざ見せてもらいに行った。

昭和時代の話。


読んだ本


忘れてしまったのもあるけど、
覚えてるだけ。

がらくた/新潮社

¥1,575
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ひさしぶりの江國本。
なんてことない内容を

少しのズレ感が潤いになる。



海辺のカフカ〈上〉/村上 春樹

¥1,680
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海辺のカフカ〈下〉/村上 春樹

¥1,680
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図書館で二冊並んでるのを見て、
そういえば読んでなかったけと借りた。

読んでる間は、自分のしゃべり方も、
ナレーション風になる。変な人。

独特の浮遊する空気感はいいけれど、
オカルト、エロ、妖怪大戦争。

こんな感じだっけ?と思いつつ、
ほしのちゃんとナカタさんの件は好もしかった。





赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)/ルーシー・モード・モンゴメリ

¥704
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アンの青春―赤毛のアン・シリーズ〈2〉 (新潮文庫)/ルーシー・モード・モンゴメリ

¥662
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アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ〈3〉 (新潮文庫)/ルーシー・モード モンゴメリ

¥662
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アン3部作。
突然読みたくなって。
どうしても村岡花子さんの訳で読みたかったのに、

まさかの身内による改訂。しょぼん
実家にある昔の本で読むしかない。



キッチン (角川文庫)/吉本 ばなな

¥420
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ムーンライト・シャドウ/よしもと ばなな

¥1,344
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体は全部知っている (文春文庫)/吉本 ばなな

¥480
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学生のころ読んで以来のキッチン。
だいぶいろいろ忘れてた。

「美味しそうな親子丼を食べる話」
と記憶してたけど、カツ丼だった。

あとはばななの勢いでもう2冊。




もうちょっと読んだはずだけど、忘れてもうた。
プラス9冊で18冊。 あと42冊。

オリンピック競泳なみに猛追しないとー

羞恥心はどこへ

右の心臓 (小学館文庫)/佐野 洋子

¥560
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子供の頃の目線で世界を浮遊する。

子供は果たして無邪気なのか。

心はこんなに揺れて、
悪に似たものが蠢いてる。

大人になるにつれて変わっていく事の一つが
いろんな事を予想してしまう事。

やらず言わず済ませたり、
素と違うフリをしたり、

間違いない恥かしくない、
思い切りの悪い毎瞬の積重ね。

予想といってもただの妄想な事が殆ど。
慎重さにはネガティブが抱き合わせ。

子供の頃に失敗して恥かしい思いをしまくった
結果が臆病な大人になる事だったとは。

何がそんなに怖いのだろう。

9冊。あと51冊

鍵のかかった部屋


鍵のかかった部屋がおもしろい。

大野さん主演ということで
チェックしたけれど、

佐藤浩市さんと戸田さんが絶妙。

一話で特に好きな台詞は、
お葬式のシーンで、証言をした少年に、

浩市さん言った「ちょっと急いで」と、

銀行の金庫で戸田さんが言った「ほっ!!!」

人間誰しもあの向きのあの体勢なら、
「よっ!」とか「う!」とか「それ!」じゃなくて、

「ほっ!!!!!!」だと確かに思う。

なにしろひとつひとつのシーンを、
ものすごく丁寧に撮ってる。

撮影間に合うのかしらというくらい。

脚本もミステリーなのに現実味がある。
画面の切り替え方が斬新。

音楽も切り込んでくる感じがいい。

登場人物が多過ぎなくていい。
その分ゲストが豪華。

2話の高嶋さんと福田さんのシーンは、
ひとりで見ていて本当に怖かった。

全体的に果敢に攻めているのに、
やりすぎ感が無いのもいい。

謎解きだけど、犯人当ては一切無し。
トリックを見破れるかどうかというのも、

完全に大野君任せで、観ている私は
浩市さん&戸田さん目線で翻弄されるのが

いっそ気持ちがいい。

ファンに嬉しいのが、榎本さんのキメポーズが、
指を擦り合わせるというところ。

大野さんは眼鏡も似合うけれど、
稀に見る「手がきれい男子」でもある。パー

嵐の番組は木曜と土曜しかないので、
月曜夜に楽しみができてよかった にひひ


スケッチ

パーク・ライフ (文春文庫)/吉田 修一

¥440
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前に読みかけて止めたことがあったのを、
読み始めたから思い出した。

一番好きなのは、主役のお母さん。

8冊目。あと52冊